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「Bixby」開発者...イ・インジョン前サムスン電子副社長
記事入力 2018-02-12 17:40 | 記事修正 2018-02-13 16:14:14

■ 音声認識AI「Bixby」開発者、イ・インジョン前サムスン電子副社長

ちょっと韓国にやってきたイ・インジョン前サムスン電子副社長(写真)と最初に会ったのは去る5日だった。サムスン電子無線事業部の最高技術責任者(CTO)というタイトルを下ろし、米国サンフランシスコで休んでいた彼とは昨年末から連絡をとってきたがようやく会えた。

彼に会った時は偶然にも、李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長の控訴審判決が進行中の午後だった。スマートフォンをいじりながらリアルタイムで上がってくるニュースをずっと確認し続けていた彼は、執行猶予のニュースが伝わると明るい表情を浮かべて「本当によかった」と矢継ぎ早に話しだした。

李副会長とはB2B(企業間取引)事業から「Kox(ノックス)「SAMSUNG Pay(サムスンペイ)をめぐって多くの内部会議と外部ミーティングをともにした縁があるので、インタビューは自然に李副会長の話に続いた。数回の電話とメールで、追加インタビューを行った。

- 「ノックス」に続く「サムスンペイ」の成功は、サムスンのソフトウェアが世界市場を相手に認められたという意味がある?

△ サムスンがそれまで会った人とは全く別のグループの人を相手にしなければならないことだった。最初は垂直的な組織の限界があった。営業は営業が、開発は開発だけを行ってきたので、営業と事業全体を見通しながら交渉全体を見ることができる人材が不足している方だった。

- 最後まで変数が多かったようだが?

△ サムスンペイを初めて装着した「ギャラクシーノート5」のニューヨーク発売当日、早朝まで銀行との交渉が終わっていなかったほどだ。午前1時か2時頃に、当時は申宗均(シン・ヂョンギュン)代表がパジャマ姿でホテルの部屋に呼び集めて会議を開いて最終契約を行い、その日にサムスンペイのローンチイベントを行うことができた。終盤までやきもきさせるプロジェクトだった。

- 内部の反対が激しかったと聞いた。

△ 「ノックス」を立ち上げたときがそうだった。検証されていないソフトウェアを新製品に入れるのは無理だという意見から、プログラム自体が重くてリソースを多く消費するという主張も出た。しかしシン・ヂョンギュン代表と高東真(コ・ドンヂン)社長は確固とした信念を持っていた。

- 米国の政府機関がサムスンのセキュリティプログラムを使うのは容易でなかったでしょう。

△ 情報機関のCIAやFBIはもちろん、ホワイトハウスでも使っている。サムスンのセキュリティプラットフォーム「ノックス」がインストールされた端末を使用する。事実、米政府内では既存の「ブラックベリー」を代替したいという意志が大きかった。それまで米国政府は別途に注文して作られた端末の納品を受けて使用した。しかし米国政府が端末自体ではなく、ソフトウェアを補完して使えるようにする方式に変える過程にあったのでノックスが認められたわけだ。

- 2015年12月に昇進し、無線事業部ソフトウェアの分野を統括することになった。

△ 「ギャラクシーノート7」からは私がソフトウェア全体に関与して作った。バッテリー事故のために内部的に残念な感があったが、ソフトウェア的には本当にまともな製品だった。 (ギャラクシーS8は)ソフトウェアでも何か役割を果たさなくてはという責任を感じた。「Bixby(ビクスビー)」がそのうちのひとつだ。もちろん「Sボイス」と呼ばれる独自のアプリケーションがあったが、Appleの「Siri」に対応できなかった。使いやすさを向上させることができるソリューションが必要だと考えて提案した。

- 「Bixby(ビクスビー)」はどのようなサービスなのか。

△ 人工知能(AI)技術を利用したものだが、さまざまなアプリや機能を使用するときに「タッチ」するのではなく、それをすべて「言葉」で簡単に使用できるようにしようというものだ。Siriや「Alexa(アレクサ)」とは完全に出発点と目標が異なる。

- Bixbyの評価が交錯するが。

△ 統計資料に基づいていないとの批判が多くて残念だ。月の使用者のうちで実際に毎日使用する割合はSiriは11%しかない。Alexaが22%、サムスンは25~30%に達している。わかって使うユーザーは頻繁に使うという話だ。習慣になって、慣れてくると異なるものだ。

- サムスン電子をやめるというニュースに本当に驚いた。意外だった。

△ 7年前に米国を離れて韓国に来たが、家族とあまりにも長いあいだ離れていた。去るときに高校生だった娘はダートマス大学を卒業して、リーダーシップを学びたいと言って米軍に志願入隊した。ところがイラクに行くことは本当に分からなかった。息子もいつの間にか大学3年生だ。米国に行かなければならなかった。

- 物足りなさも多いと思える。

△ サムスンで果たせなかったこともあり、より多くのことをやるべきだという物足りなさも大きい。会社ではサムスン内で時間的に余裕のある仕事を任せしようとした。しかし、どうせやるならこれまでの既得権を捨てて、新たに挑戦したかった。他のグローバル企業に行って、自分自身を試してみたいと思った。もっと大きくなって、後でまた機会が有るのではないだろうか。

[ソン・ソンフン記者/ファンヒョンギュ記者]



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每日經濟新聞日本語版は専門翻訳会社O2CNIで代行しています。原文と翻訳の間に多少の違いがあり得ます。

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