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英テート・モダンで「ナムジュン・パイク展」
記事入力 2019-10-15 17:08 | 記事修正 2019-10-17 15:53:19
20世紀の「ビデオアートの先駆者」ナムジュン・パイク(白南準、1932~2006年)のブラウン管テレビモニターの作品が、21世紀の現代美術のメッカであるロンドンテート・モダンに「接続」された。 15日(現地時間)、電源が接続された瞬間にいっせいに華麗で複雑な映像を噴出した。ナムジュン・パイクの遺作220点あまりを展示する大規模な回顧展「未来は現在だ(The Future is Now)」の序幕だ。

生前に「芸術家の役割は未来を思惟すること」だと語った彼は、インターネット(電子高速道路)に接続される世界を予見して的中させた。

21世紀にも彼の芸術哲学と設置作業は生き残って、韓国作家としては初のテート・モダンの個展の栄光に浴することになった。英国文化の誇りであるテート・モダンは火力発電所を改装した美術館で、年間590万人が訪れるところだ。今回の展示の話題作は1993年のベニスビエンナーレでドイツ館に設置された「システィーナ礼拝堂(Sistine Chapel)」で、26年ぶりに復活した。当時は韓国館がなく、ドイツ館の作家として参加したナムジュン・パイクに金獅子賞を抱かせた作品だ。テレビ30台で構成された大規模なインスタレーション作品で、東西文化と表象が異質に交差する作品だ。

4年のあいだ展示を企画したテート・モダンのイ・スクキョン首席キュレーター(50)は毎日経済新聞とのインタビューで、「ナムジュン・パイクの以前の代表作のイメージと、米チェリストのシャーロット・モーマン、ドイツ出身の作家ヨゼフ・ボイスなどのアーティスト仲間たちが登場する作品だ。文化の多様性と接続に対するパイクの関心を集中的に見せており、今回の展示の頂点をなす」と説明した。

テート・モダンはなぜ大規模なパイク回顧展を選択したのだろうか。彼の革新的な作品は今も世界中のアーティストたちに多大な影響を及ぼしているからだ。ロボットとテレビモニター、自然を活用した彼の大型の設置作品が発散する光と音は時代を超越して観覧客を魅了してきた。

イ・スクキョン首席キュレーターは、「パイクが韓国出身であり、日本とドイツや米国などで幅広く革新的な作業を見せた作家だということに注目した。今回の展示を通じて、彼の実験的美術は国籍や国境を越えて地球的・脱国家的特性を持つという点を強調した。ビデオアートの先駆者であり、芸術と科学そして技術の組み合わせに優れた成果をもたらした作家であるだけでなく、コラボレーション(collaboration)、参加(participation)、パフォーマンス(performance)などの作業活動の原則と哲学でも時代に先行する作家だった」と企画趣旨を明らかにした。

今回の展示作品の「モンゴリアンテント(Mongolian Tent)」と「鍾路交差点(Chongro Cross)」などがヨゼフ・ボイスと交わした芸術的なインスピレーションの痕跡だ。パイクとボイスはヨーロッパとアジアを一つに接続するユーラシア(Eurasia)に関心を持ち、月とウサギなど共通の素材を扱ったりした。パイクが禅に陥っていた米国の前衛音楽家ジョン・ケージに対する畏敬の念を表現するために制作したサウンドとビデオ作品も展示された。シャーロット・モーマンがパイクの作ったテレビメガネをかけてテレビチェロを弾くパフォーマンス映像も鑑賞することができる。

緑豊かな茂みの中にテレビが花のように咲いている「テレビ庭園」(1974~1977年)も圧巻だ。葉に乗って流れるテレビの電子映像は、さまざまなリズムの中で生態系の一部になったようだ。テレビが自然の生態系のように、現代人の必須環境となった21世紀を予見した作品だ。

パイクの最初のロボット作品である「ロボットK-456」(1964)は、骸骨のような骨のボディにカセットテーププレーヤーとスピーカーなどをぶら下げている。以後はテレビモニターを装着した大型ロボットが登場する。英国の歌手ピーター・ガブリエルやデビッドボウイ、米国のミュージシャン ローリー・アンダーソンやルー・リードなど、1980年代の大衆文化のアイコンを盛り込んで「MTV(米国の音楽チャンネル)美学」を伝える放送映像作品も久しぶりに光を見る。

展示作の多くは共同開催美術館であるテート・モダンとサンフランシスコ近代美術館のコレクションであり、白南準の遺族(Estate)、オランダのアムステルダム市立近代美術館、オーストリアのウィーン現代美術館、米国ミネアポリスのウォーカー・アート・センター、米ニューヨークのホイットニー美術館、ピーター・ベンジェルなどの個人所蔵家からレンタルした。

イ首席キュレーターは、「今は死蔵された技術を使用した初期の作品を集めるのが難しかった。幸いなことに、パイクの遺族との緊密な協力と多くの公共美術館や個人所蔵家の協力で、主要作品を展示に含めることができた」と語った。

[チョン・ジヒョン記者]



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每日經濟新聞日本語版は専門翻訳会社O2CNIで代行しています。原文と翻訳の間に多少の違いがあり得ます。

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