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サムスン電子、研究開発責任者にAIの世界的権威
記事入力 2020-06-24 17:34 | 記事修正 2020-06-26 16:10:37
サムスン電子は人工知能(AI)分野の世界的権威であるセバスチャン・スン(韓国名スン・ヒョンジュン、54)プリンストン大学教授を、セット部門(テレビ・家電・スマートフォン)の研究開発(R&D)を総括するサムスンリサーチの所長(社長)に任命する破格の人事を断行した。スン新任所長は2018年に教授を兼任しつつサムスンリサーチの最高研究者(CRS・副社長)として迎え入れられたが、今回の社長昇進でスカウト後の数年めでサムスンの主要部門の研究開発を統括することになった初の事例だ。

今回の人事は李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長が先月に「ニューサムスン」ビジョンを発表し、有能な外部人材を積極的に活用・勧誘すると明らかにした後の最初の事例であり、今後もこのような人材登用が行われるようだ。特に李副会長は2018年2月に経営に復帰した後はAIを新成長動力と判断し、複数回の海外出張などを通じて研究センターの拡充と人材迎え入れなどの戦略を立てた。これとともに、機会あるごとにAI事業の重要性を強調して、AI・電装・5Gなどに3年間で180兆ウォンを投資する計画も発表するなど、未来のビジネスとしてに強い意志を示している。

24日、サムスン電子はセバスチャン・スン教授を同社の統合研究組織であるサムスン・リサーチの所長に内定したと発表した。スン新所長は、韓国を含めて世界13カ国に所在するサムスン電子の15ヶ所のR&Dセンターと7つのAIセンターを統括し、特に将来の新技術と融合技術などを取りまとめることになると思われる。

サムスンリサーチは2017年末にセット部門の研究所とソフトウェア研究所を統合して発足し、金炫奭(キム・ヒョンソク)CE部門長(社長)が所長を務めてきた。スン所長は脳機能に基盤するAI研究を開拓した世界的権威で、活発な研究活動を継続してきた。ハーバード大学物理学の博士出身で、世界最高の民間研究開発機関であるベル研究所の研究員、マサチューセッツ工科大学(MIT)脳認知科学・物理学教授を経て、2014年からプリンストン大学脳科学研究所・コンピュータ工学の教授を務めている。

サムスン電子はAIの専門家であるスン所長を迎え入れることにより、将来の中核成長動力であるAIに対する技術力を強化しつつ戦略も高度化する計画だ。特にスン所長が学界で積んだ経験と優れた研究能力、幅広いネットワークを土台にして世界の研究者とのオープンイノベーションを強化し、優秀な人材の勧誘を通じた未来技術研究能力を育てるために大きな役割を果たすものと期待している。

スン所長は2018年からスタンフォード大教授とサムスンリサーチCRSを兼任し、サムスン電子のAI戦略と先行研究を諮問して、グローバルなAIセンターの設立と優秀な人材スカウトを助けた。教授休暇を迎えた同氏は「サムスンのAI競争力をより迅速に育てなければならない」という李副会長の意志に共感して、サムスン電子での研究に専念することにしたという。 1000人を超えるサムスン電子の役員陣のうちで社長級幹部は14人に過ぎない点を勘案すると、2年めで社長に昇進したのは破格の人事だという評価が出てくる。

今回の人事は去る5月、李副会長が「国籍を問わず優秀な人材を連れて来るべきだ」と語って「ニューサムスン」を達成するための方策の一つとして、外部の中核人材の活用・加入を強調した後に実現した初の事例としてあげられる。

李副会長はAI育成に対して強い意志を見せており、△海外出張などを通じて人材の迎え入れ・研究所の拡充戦略を設け、△AI・5G・電子など将来の事業に3年間で180兆ウォン投資計画を発表(2018年8月)し、△グローバル情報通信技術(ICT)企業と協業模索などの経営の動きを続けている。2018年2月に経営に復帰した後、3~4月の最初の出張先である欧州・北米でもAIを主に扱ったと伝えられた。2018年にはマイクロソフトのサトヤ・ナデラ最高経営責任者(CEO)に会ってAI事業などの協力案を議論した。李副会長の強力なビジネスの意志にしたがって、サムスン電子は2018年2月以来、英国、カナダ・ロシア・米国などにAI研究センターを構築した。またハーバード大学のウィ・グヨン教授などのAI碩学を迎え入れて研究機能を強化した。

李副会長は昨年11月、AI分野で4大碩学に選ばれるモントリオール大のヨシュア・ベンジオ(Yoshua Bengi)教授と会い、AI産業の発展方向とサムスン電子のAI戦略についての助言を受けた。

[キム・ギュシク記者/チョン・ギョンウン記者]



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