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ポスコ、世界初で「黒鉛快削鋼」の開発・量産
記事入力 2020-08-13 17:20 | 記事修正 2020-08-18 15:50:51
ポスコは世界初の「親環境(エコ)快削鋼」の量産を本格化する。

現在、精密部品の製作に使用される快削鋼は鉛が含まれる製品が主に販売されていたが、ポスコは有害物質に分類される鉛を黒鉛に置き換えた。特に国内では快削鋼を生産していないことから、年間2万3000トンt(約230億ウォン)を日本などの海外から全量輸入してきたが、ポスコの量産本格化でこれを置き換えることができる。ポスコは量産を契機に年間100万トンに達する快削鋼市場に本格的に飛び込んで、海外メーカーと競争する計画だ。

ポスコは13日、黒鉛快削鋼(ポスグラム/PosGRAM:GRAphitic steel for Machinability)の量産製品の開発に成功し、販売拡大に本格的に乗り出すと明らかにした。

快削鋼は断面が円形であり、細長い鋼材の線材製品の一つで、切削面がきれいですばやく切断できる鋼だ。主に複雑な形状や寸法精度が重要な自動車と電気・電子およびオフィスオートメーション機器の精密部品製作に使用される。

今回の黒鉛快削鋼の開発は、環境にやさしい素材である黒鉛を活用し、鉛快削鋼以上の優れた切削性を確保したということに大きな意義がある。ポスコの関係者は、「熱処理を介して実現した均質な組織は、どちらの方向に切削しても均一な切削性を示すことから加工効率がさらに高まるだろう」と説明した。

黒鉛快削鋼は周辺磁界によって容易に磁気化される特性のおかげで、ソレノイドバルブのような精密制御部品として使用するにも適している。ソレノイドバルブは、円筒形に巻いた電気コイル(ソレノイド)に電気を流して発生する電磁力で鉄の棒(プランジャー)を動かして駆動するバルブで、快削鋼はプランジャーの素材として使用される。

既存の快削鋼は切削性を向上させるために鉛が使用された。しかし鉛は製品の生産と加工やリサイクル処理時にマイクロメートルサイズの微細粒子で空気中に拡散し、作業者に炎症や神経系損傷などの副作用を起こすことがありうる。欧州連合(EU)の電気・電子製品における有害物質の使用制限指令「RoHS」とEUの廃自動車の処理手順である「ELV」では、製品内の鉛含有量を最大0.1%に規定しているが、代替素材のない鉛快削鋼だけは別途に例外規定を設けて最大0.35%まで許容している。

グローバルな企業を中心に鉛が含有された部品の使用を禁止する傾向が拡大しており、今後は鉛の使用を規制するためのガイドラインも強化されるとみられ、ポスコの黒鉛快削鋼の販売拡大が期待されている状況だ。

快削鋼の市場は世界的に年間100万トン規模と推定されるが、このうち鉛を含有した製品の割合が半分を超える。ポスコは2017年に黒鉛粒子の分布・制御技術の開発を開始して快削鋼の開発に着手した。昨年、生産ラインでの量産製造基準を確立して開発を完了した。続いて今年初めには、製品を市場に早期定着させるための研究・販売・生産を合わせた全社規模のタスクフォースを構成しており、去る6月に各顧客社からの品質検証手順を踏んだ後に販売を開始した。

ポスコは「ポスグラム」の販売を拡大するために、顧客社別の設備特性に合わせて切削条件と工具選択のための支援活動を行っている。国内外の自動車企業や家電企業などを対象に部品認証も進めている。

ポスコの関係者は、「世界の自動車会社が将来のモビリティ戦略にしたがって環境にやさしい車の開発に集中しており、環境に配慮した部品素材の活用に対する研究開発も拡大しており、一部の家電各社は鉛快削鋼の使用を停止する計画も持っている」とし、「快削鋼の切削性と生産性向上のニーズだけでなく、環境に配慮した市場のニーズが高まっており、市場拡大への期待は大きい」と説明した。

ポスコは環境に配慮した製品の量産体制を構築し、新たな市場に継続して参入している。黒鉛快削鋼の開発に先立ち、昨年9月には脱硫設備(SOx Scrubber)に不可欠な高合金ステンレス鋼の量産体制を整えることもした。

[ソ・ドンチョル記者]



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每日經濟新聞日本語版は専門翻訳会社O2CNIで代行しています。原文と翻訳の間に多少の違いがあり得ます。

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