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血なまぐさい韓国ドラマに世界が熱狂するワケは?
記事入力 2021-10-22 17:44 | 記事修正 2021-10-26 16:26:38

ネットフリックスドラマ『イカゲーム』

敗者が流す血の行進を見守らなければならないネットフリックスの『イカゲーム』の視聴者が1億4200万人を超えた。外信によると、『イカゲーム』を最終話までつきあった視聴者は8700万人だ。「映画は社会の鏡であり、社会の集合的メンタリティは視覚的および壮大なモチーフに対する人気で現れる」という20世紀の哲学者ジークフリート・クラカウアーの映画理論に拠れば、『イカゲーム』の真昼の落雷のような興行人気には世界の人々の潜在意識が内在している。

『イカゲーム』に加えて軍務離脱者の逮捕を専門にするチームを素材にしたドラマ『D.P.』と朝鮮時代アポカリプス『キングダム』シリーズにまで視線を拡大すると、これら3作のドラマはそれぞれ脱落者と脱走兵そして脱人間(ゾンビ)など、排除された弱者への加虐性を共通分母として見いだせる。なぜ韓国人と世界の人々は、加虐性を前進配置したコンテンツに熱狂するのだろうか。「加虐性」をキーワードに評論家らの助けを借りて、ネットフリックスの3作品の人気の底辺に秘められた視聴者の心理の要因を分析した。

現実の世界では見えなかった抑圧構造がドラマでは鮮明だという点が、最初の人気要因としてあげられる。

『イカゲーム』のフロントマンは参加者に加えられた暴力が、合意されたルールによる結果であることを説明する。しかし作品を見る視聴者たちは幼年時代の遊びのルールで単純化された「暴力の構造」は、じつは不公正な秩序の派生品であることを看破する。軍隊内部の暴力が外部の現実の圧縮版であることを示す『D.P.』、権力者によってゾンビに転落する人々を描いた『キングダム』でも、視聴者は不条理の内面を発見する。

映画評論家のユン・ソンウン氏は「3つのドラマのすべてが時代の暴力性を濾過せずに、生のままに示している」と総評し、「『イカゲーム』は資本の奴隷としてゲーム版のコマを自任した人間が登場し、また『D.P.』は軍という特殊な階級社会が作り出した暴力を赤裸々に見せつける。『キングダム』で恐ろしいのはゾンビそのものよりも、身分社会を支える政治的メカニズム」だと説明した。

不平等の深化で絶対多数が敗者となった時代的心理もまた、『イカゲーム』の前例のない興行人気と無関係ではないという分析が出ている。ドラマでサバイバルゲームは、「とにかく」勝者が決まる結末に向かう。『イカゲーム』のギフンとサンウそしてセビョクのうち必ず一人は456億ウォンを握るだろうし、『キングダム』で後継を争う世継ぎのイチャンとチョ・ハクチュ大監もけっきょく疫病を鎮めて権力を手にする結末が予定されている。

ネットフリックス『キングダム』

フィクションの闘争を前にして、視聴者は代理満足を感じるわけだ。延世大学で映画を教えるペク・ムニム教授は、「『イカゲーム』の参加者は敗者ではなく勝者になるかもしれないことから、転生のギャンブルに賭ける」とし、「このシステムは落伍者に過酷だが、しかし彼らが参加する理由は誰もが落伍者になりうるという現実とは異なり、とにかく勝者が存在するゲームだから」だと強調した。

ネットフリックスドラマが「事態の本質」を眺めるところで、従来のメディアよりも比較優位にあるという評価も出ている。実在する殺人を書いた記事よりも、映像化された仮想殺人では血の匂いが濃いという説明だ。文学評論家のチョン・ヨウル氏は「うまく作られたドラマの視聴者は、ひどい暴力が周辺のたいせつな人々に起こるような痛みをともなう自覚をもつことになる」と付け加えた。

弱肉強食の戦場を眺めながら、視聴者は心理的に「奇形的な安堵感」を感じると専門家らは解釈する。

視聴者は3つのドラマの弱者たちを「見下ろす」位置を占める。ライターで熱した針でダルゴナに裂け目を入れる滑り台の下と、黄金仮面をかぶったVIP観覧室を境界なしに出入りする『イカゲーム』の視聴者は、いうなれば第457番めの参加者だ。軍部隊の倉庫周辺で行われる暴力と駐屯地を離脱した脱走兵の行方をリアルタイムで確認できる『D.P.』の最上位の監視者もまさに視聴者だ。

文学評論家のイ・ビョンチョル氏は、特に『イカゲーム』をめぐって「視聴者は必ず生きるべき理由が示された主人公に感情移入して彼らを応援し、彼らの生存と対比される脱落者の死には無神経になる」とし、「視聴者はまさに自分が仮面をかぶってゲームを見下ろすVIPと変わらないことを認めざるを得なくなる」と強調した。視聴者らは加虐行為の最短距離に密接しているが、被虐の対象に追い込まれる危険性は基本的に除去された状態だという話だ。

これら3つのドラマの弱者たちは、偶然にもすべて身体が毀損される。切られたり火に焼かれる『キングダム』の善民ゾンビ、いびきがうるさいという理由でガスマスクを使わなければならなかったチェ・ジュンモク一等兵など『D.P.』の脱走兵たち、前職医師だった111番参加者のメスで眼球と臓器を摘出される『イカゲーム』の遺体…これらはすべて人間よりはモノに近い。事物化された弱者に向かう加虐を扱う叙事は、現実世界に移動する過程でミーム(インターネット流行行動模倣)とパロディものなど「おもしろさ」に溶解される。

ユン・ソンウン映画評論家は「視聴者はゲームを見守る人、どうかすると一種のVIPとしての地位が与えられているので、これらのドラマを娯楽的に消費する部分もあるだろう」とし「各種のミームやパロディものがあふれ出てくる現象を考えてみると、『イカゲーム』は一つの現象であり、大衆は『イカゲーム』のキャラクターをかなり楽しんでいる。加虐性に対する恐怖はすでに消えてしまった」と付け加えた。

加虐の対象を設定する暴力の論理が非合理的であれば、視聴者の懲罰欲望が作動すると評論家は見た。

『キングダム』では疫病の元凶を明らかにしようとオンゴルの絶壁を登る、善良な医女ソビを視聴者は応援する。『イカゲーム』では背信を象徴するサンウよりも、」ギフンと「カンブ」を結んでビー玉を渡すイルナムの笑いに魅了される。認知症で闘病する祖母を保護するためにチンピラになった脱営兵をわざわざ逃がす『D.P.』のハン・ホヨル上等兵も同じだ。

一方で、『キングダム』のヘウォン・チョ氏一家、肉体的な力で殺害を図る『イカゲーム』のチャン・ドクス、心からの謝罪なしに転役する『D.P.』のファン・ジャンス兵長を懲罰する場面で視聴者らは快感を感じる。

チョン・ヨウル文学評論家は「『D.P.』は加虐の被害者の立場に同情と共感を感じる作家の視線が生きている」とし、「またハン・ホヨル上等兵とアン・ジュンホ二等兵の友情が成長する過程では、まさに「他人の痛みに共感する能力が育つ過程でもある」と分析した。

『イカゲーム』のアリ・アブドゥル役に対する視聴者の呼応、アリをだまして死に追いやったサンウの非人間性に関する叱咤…これらはけっきょく不合理な論理に憤慨する視聴者の心理を代弁すると専門家らは見た。

イ・ビョンチョル文学評論家は「善意を施したチョ・サンウと対決できないという理由で、兄さんとはやりたくないと言い、ゲームを拒否するアリの信頼に視聴者たちは深く感情を移入する」とし、「加虐性と被虐の両面性、自分が生きるためには誰か死ぬという資本主義の不気味な事実を喚起させたという点で『イカゲーム』の達成度は3つのドラマの中で最も大きい」と評価した。

『D.P.』の悪人ファン・ジャンス兵長が加虐の主体であり、資本主義システムの被害者という両面性に注目する必要があるという意見も出ている。チョン評論家は「仲間の兵士を苦しめるカプジル(甲質)を常とするファン・ジャンス兵長が、除隊後にはコンビニのオーナーにありとあらゆる蔑視を受けるアルバイトだという点は特記するに値する」とし、「加虐を表現する人物が別の加虐の被害対象でありうる可能性がある点を、『D.P.』は赤裸々に示している」と強調した。

『キングダム』『D.P.』『イカゲーム』で示された加虐性の描写は、後続ドラマでも現実の暴力を構造化する意味のある装置につながるかは依然として課題だ。

公開三日目にネットフリックス韓国1位で世界第4位を記録しているドラマ『マイネーム』は、鉄格子の中で繰り広げられる生存オーディションや身体切断などの加虐性をストーリーの主要素材としたし、来る11月19日に公開される俳優ユ・アイン主演のドラマ『地獄』も非現実的なの狂気と暴力を見せてくれる予定だ。

チョン評論家は「人間の加虐性に関しては描写に限界があったが、最近になって描写の境界自体が崩れる感じがある。これは憂慮すべき部分でもある」とし、「しかし先行する3つのドラマはこれまでのコンテンツを超える面が明らかにあった。後続ドラマが描き出す暴力の正当性については視聴者も共に悩むことが必要だ」と語った。

[キム・ユテ記者]


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每日經濟新聞日本語版は専門翻訳会社O2CNIで代行しています。原文と翻訳の間に多少の違いがあり得ます。

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