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SKグループ、水素生態系の構築に早足...市場先取りの布石
記事入力 2021-06-07 17:08 | 記事修正 2021-06-09 15:00:18
SKガス(SK gas)は2025年を目標に蔚山水素複合団地の構築に乗り出し、水素事業に本格的に参入した。現在、SKとハンファやGSなどの国内主要企業が水素事業に速度を出すなかで、SKの系列会社が単独で水素バリューチェーンの構築を公にしたのはSKガスが初めてだ。会社の持つ能力を最大限に発揮して原料導入→生産→需要をカバーする水素複合団地を建設するということであり、今後の業界に及ぼす影響が注目される。

その主役は国内のLPG 1位事業者であるSKガスという点も注目に値する点だ。これまでのLPG・LNG事業と水素事業の並行を超えて、水素事業に転換するモデルを示すかもしれないという点だ。さらにSKグループの次元からは半導体・バッテリーに続き、水素事業の垂直系列化に速度を出す形で未来事業に惜しみなく投資するという意志がうかがえる。

◆ 副生・抽出水素で市場の先取り

SKガスの水素事業の初期モデルは、コスト競争力のある水素を地域内の発電需要と結びつけることと思われる。

業界ではグリーン水素やブルー水素が実際に競争力を備えるまでには、まだ多くの時間がかかるものと見ている。そこで水素事業の初期には、副生水素が主な供給源になるだろうと予想された。結局はこれを確保することが、核心競争力になる見込みだ。蔚山に位置するSKガスの投資会社「SKアドバンスド(SK Advanced)」は年間3万トン規模の副生水素の生産が可能となり、今後はさまざまな協力が行われるものと見られる。

SKガスは水素抽出装置を構築するなど、抽出水素の生産にも乗り出す。抽出水素とは天然ガスを高温・高圧の水蒸気と反応させて生成する水素であり、二酸化炭素を捕集・貯蔵する技術を適用するとブルー水素となる。 SKガスの抽出水素が競争力を持つことになる要因は、既存のLNG・LPGの取引き能力とターミナルインフラにある。他事業者とは異なり、抽出水素の生産原料として使われるLNG・LPGのすべてを取引きしていることから、低価格で原料確保が可能であり、競争力のある価格で抽出水素を生成することができる。

生産された水素は、蔚山ガス発電所と燃料電池発電所などに供給することになる。蔚山にはすでに100キロメートル以上の水素配管のインフラが整っており、供給は容易だ。またSKガスが来年初めに1.2ギガワット規模で着工する世界初のLNG・LPG複合発電所は、水素の混合発電が可能だ。発電機を改造しなくても30%(体積基準)まで水素を混合して使用できることが伝えられた。

◆ LNG冷熱液化水素の製造・普及

SKガスはLNGターミナルで発生する冷熱を活用した液化水素プラントを建設する。これによってコスト競争力を確保し、輸送用市場の攻略に乗り出す計画だ。現在の輸送用水素は気体水素が主だが、将来的には液化水素が主に使われると予想されている。

液化水素の需要先としては、SKガスの既存のLPG充填所のネットワークが活用される予定だ。 SKガスは全国に500ヶ所あまりのLPG充填所を運営している。既存のLPG充填所を活用すれば、水素ステーションの設置時に必要な面積は100坪前後に過ぎない。水素ステーション構築における大きな障害が400坪前後の新規敷地の確保であることを勘案すれば、SKガスが有利であるわけだ。

ロッテケミカルとのJVを通じて物流センターの敷地内での充填所事業も検討する計画であり、これによって商用車需要に対するアクセスをさらに高める戦略だ。 SKガスの目標は、2030年までに全国に100ヶ所以上の水素ステーションを構築するというものだ。

◆ 水素事業の合従連衡に速度つく

SKガスは水素事業の進出企業とのコラボレーションにも速度を出すとみられる。コラボレーションの範囲は国内外を問わず行うだろうというのが大半の意見だ。最初の信号弾は先月末、ロッテケミカルと締結した合弁会社設立の覚書だ。 SKガスは合弁会社を設立して副生水素基盤の燃料電池発電所、水素ステーションなどの事業を進める予定だ。去る2日には東西発電・斗山重工業とともに、水素混焼ガスタービンの開発実証事業を推進する覚書を締結した。

SKガスはCVC(企業型ベンチャーキャピタル)の役割を果たす支社をシリコンバレーに設立し、関連するスタートアップへの投資も積極的に検討することが伝えられた。

[イ・ユンジェ記者]


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每日經濟新聞日本語版は専門翻訳会社O2CNIで代行しています。原文と翻訳の間に多少の違いがあり得ます。

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